がん保険の必要性と選び方
がん保険とは
がん保険とは、その名の通り「がん」にのみ保障の対象を絞った医療保険です。ですから「がん」と診断された場合や、そのために入院・手術をした場合にのみ給付金を受け取ることができます。
ひとことにがん保険といっても、民間の保険ですから会社によってその保障内容には違いがあります。ですから、加入を検討する際には各社に資料請求・問い合わせをして、慎重に調べる必要があります。たとえばがんは一度治癒しても再発・転移することがありますが、タイプによっては再発・転移したがんの場合は保証されていない事もあります。
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では、がん保険の保障対象である「がん」とはなんでしょうか?「がん」とは、細胞の中にあるDNAが傷害を受けて生じる病気です。細胞は普段から常に分裂・増殖を繰り返していますが、いつ、どのタイミングで分裂・増殖するのかはDNAによってコントロールされています。
また、歳をとって不要になった細胞は普通死んで、新しい細胞と入れ替わります。細胞ががんにかかると、このシステムが崩れ、細胞は異常に増殖し続けます。がん細胞は古くなっても死なないので異常な細胞は増え続け、他の組織を圧迫したり、他の細胞の栄養を奪い取り、殺してしまうのです。昔に比べ、治癒が不可能な病気ではなくなってきていますが、治療費は基本的に高額です。がん保険に加入していれば、この高額な治療費による経済的な負担を大幅に軽減できます。保険料も比較的安く、他の医療保険と違い給付日数の制限がないという利点があります。
がん保険はなぜ必要?
がんにかかる確率は非常に高く、日本人の死因のなかではなんとワースト一位です。実際、これから十年のうちに2人に1人ががんにかかるようになると言われているほどなのです。
がんというと、暴飲暴食をする人やヘビースモーカー、がんになりやすいと言われるいわゆる「がん家系」の人でなければかからないというイメージをお持ちの方もおられるかもしれません。しかし、がんにかかる人の数を見ると、けっしてそのような単純な原因だけではないのが分かります。つまり、どんな人でもかかる可能性の十分にある病気なのです。
さらに悪いことに、かかる確率が高い上にその治療費は目が飛び出るほど高額です。そのただでさえ高額ながん治療が、抗がん剤を使った化学療法になるとその費用はさらにはね上がるのです。誰でもかかる可能性があり、もしかかると莫大なお金がかかる・・・これだけでもがん保険に加入しておくことを検討する十分な理由になるのではないでしょうか。
でも、がん保険でなくても医療保険ならがんも保障に含まれるのでは・・・と思われるかもしれません。ではなぜ、あえてがんしか保障できないがん保険に加入するのでしょうか?それは、一般の医療保険の保障内容では、がんの莫大な治療費をまかなう事がとてもできないからです。普通の医療保険の場合、給付日数に上限があるものがほとんどですから、長期化することが多いがん治療の入院費などをまかなうことはほとんどの場合できません。しかし、がん保険の場合は給付日数に制限がありません。また、「診断給付金」が受け取れる事や他の特典の点でもメリットがたくさんあるのです。
がん保険の選び方
ほとんどの保険会社が提供しているがん保険ですが、多種多様な会社やタイプからがん保険を選ぶ際、どんな点を見て検討するとよいでしょうか?まず気になるのはやはりその保険料でしょう。相場としては、だいたい5千円から1万円といったところです。基本的に高ければ高いほど給付金も充実する傾向があります。自分ががんにかかった場合、生活費・治療費合わせてどの程度必要になるかを考えて選ぶとよいでしょう。独身者だったり子どものいない夫婦の場合は治療費をまかなえるだけの額が給付されるものでよいかもしれません。
しかし、子どもや親など養うべき家族がいる場合は生活費までしっかりとまかなえるだけの保障額が必要になるでしょう。
さらに大事なのは、その保障内容です。
まず、がんと診断されたときに給付される「がん診断給付金」がもらえるか、というところに要注目です。がんにかかった場合、保険のきかない治療法を使う「自由診療」というものを受ける可能性が高くなります。保険のきかない治療ということは高額になるという事ですから、最初に「がんです」と診断されたときにまとまった給付金が出ると非常に楽です。これがいくらもらえるのかという点も判断要素になります。
さらに、転移したり再発する可能性も考慮に入れて、「がん診断給付金」が何度ももらえるかどうか、というところも要チェックです。
また、最近では実際にかかった治療費をすべて保障してくれる「実損てん補タイプ」のがん保険もあります。どんな治療を受けるかで治療費がいくらかかるか読みにくいがん治療ですから、このタイプもチェックしてみるとよいでしょう。